インド出張での想い出(1990~)-83-③

2004.4.24

ヤ―カードの朝7時にRさんが先に帰るとのことで見送る。これから家に戻り家族と一緒にバンガローで行われる結婚式に参加する。3人で近くの名所を見ようとなり、先ずShevaron Cave Templeへ。守護神Kaveraが祭られており、入り口で靴を脱いで中の狭く天井の低い通路をかがみながら中へ。奥の守護神に参るも、人が1人這いつくばれば通れるくらいの小さな穴がずっと奥まで続いている。何とこの穴はKarnatakaのThlaikaveri迄続いており、その距離450キロと聞き驚く。Thlaikaveriは天然の水が湧き出ていることで有名で、そこから水が繋がっている。1月に1度寺の関係者が数キロ先まで穴を進み水を汲んでくる。それ以上は酸素がなければ駄目。途中ヘビやサソリもおり危険な作業との話。

次にBotanical Gardenへ。残念ながら土曜日は休日。運転手がこの管理人を知っているから無理に頼んでみようと近くの管理人の家へ行き無理やり開けてもらう。その後車で来たインド人家族は何で自分らは入れてくれないんだといった顔をしていたが、管理人が説明し納得したようだ。入り口の看板に入場料大人RS3、子供12才迄RS1、カメラ撮影RS10、ビデオ撮影RS300、フィルム撮影RS5000と書いてあり面白い。中には珍しい花や草がたくさんあり、政府のプログラムの一つとして色々な研究開発が行われていた。薬草のコーナーも面白く楽しめる。名前も面白いのがあり、ランのコーナーにも珍しい色のランが見られた。

暫く楽しみ外に出るとタキギを山のように頭に載せた女性3人組みが小休憩するところであった。カメラを向けると心よく撮らしてくれる。毎日往復10Kmほどタキギ集めし売って生計を立てている。稼ぎはRS25/日。よく働く人達だ。この植物園には盆栽に似たBanaian Treeがあり、小さいながら41才と聞き驚く。その後アーユルベーダオイルを製造販売しているYercurd Perfumery Factoryを訪問。特に間接の痛みに効くとされるオイルをPが買ってくれた。値段は250mlでRS400と高い。しかもこれが卸値とは。その後Ladies Seatsで昼間見るSalemの前景を写真に撮る。中学生風の男女学生が賑やかに風景を楽しんでいた。デジカメで彼らを撮り見せて上げるととても喜んでいた。

Yercurdに別れを告げPの自宅へ。彼は高い山に登ると気分が悪くなるタイプらしく、少々しんどそうな顔だ。彼の自宅で奥さん手作りのタマリンドライス、ライムライス、ココナッツライス、カードライスのライスづくしを楽しむ。デザートのPathsamも抜群の味。両親、息子夫婦それに孫達9人の大家族が一緒に住んでおり、それぞれの部屋を見せてくれる。全くオープンな家族だ。

彼の家を15時に出てSalem駅へ。運転手が列車に乗るまで面倒を見てくれる。チェンナイ行きのKovai Expressは1時間15分遅れて到着。日本から同行のUはPの家で薦められた地元の薬を飲んだせいか、目がうつろな状況。ミネラルウオーターを買って飲ませると少しは楽になった模様。胃から上がしびれて呼吸も苦しかったと知り、やはりローカルの薬、特に即効性のあるものは避けるべきと認識。結果的に列車が遅れてよかったのかもしれない。途中空が真っ黒になり雷も走る。いよいよ待望の雨かと思ったら、雨は一滴も降らなかった。到着した列車は寝台車両。普通3人掛けのところを、チョークで暫定的に4つの数字を書いている。ほぼ満席で窮屈。前に座った3人の男性はどうも指定席をもっていない風情。でも、どこかの会社の偉いさん風。堂々と座り長々と仕事の話をしている。日本人も彼らみたいにできればもっと強い国になるであろう。正にインド人の真骨頂を見る感じがする。想像するに、たまたま知り合った2人と1人のビジネスマンが、共通の人を知っており、その御仁が1人の上司風。気を聞かして1人が携帯でその上司に電話し2人の内の1人に受話器を渡すと、車両の中で話しせず、直ぐ外に出て話し始めた。1人が想像していたほど親しくはないのでは?見ていた面白い。一つのドラマだ。携帯がからんでいるところが現代風だ。

5時間後の10時30分チェンナイセントラル駅到着。相変わらず赤帽が荷物を狙ってまだ動いている列車に飛び乗って来る。若い兄ちゃん風が乗って来て我々の荷物の前で、いかにも自分の荷物だと言わんばかりに陣取り始めた、こちらの意志も確認せずに。普通の赤帽と違って珍しく薄いブルーの野球帽をかぶっているのでちょっと要注意と直感。他のボーイに頼むと言っても聞かず、他の赤帽も先着権があるのか遠慮している。正に先取り絶対条件か?試しにライセンスあるのかと聞くとポケットから写真付きを出して来た。まあ大丈夫だろうと信じ値段交渉。何とRS150ときやがった。ばか言うなと叫ぶとRS100に減額。結局RS50ならいいとはき捨てる。荷物は彼の頭の上に乗り外へ。次には予定通りリキシャとタクシーの運転手がサンドイッチでしつこく付いて来る。赤帽も組んでいるみたいで、タクシーの方向へどんどん進んで行く。ストップをかけ、タクシーの運転手と交渉。結局ホテルまでRS200。最近になく安いレートだ、ラッキー。でも、駅に着いてからの交渉は疲れる。早く改善して欲しいものだ。タクシーに荷物と積む際、しつこく赤帽が値上げを要求。無視すると、今度は運転手に激しくクレームしている。俺が運んだのに・・・・くらい言っているのだろう。仕方なくRS20を追加してタクシーはやっとホテルに向かってスタート。ホテルにチェックインしお腹がすいたのでルームサービスでビール、フライドヌードル、ナンを注文。時既に夜中の12時。少々疲れた。

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