インド出張での想い出(1990~)-69(パキスタン編)-②
2000.10.22
朝9時半に迎えに来ると言っていたがT一家がなかなか来ない。電話があり、結局11時にホテルを出発しいざMarreeへ。標高2000メートルの高地にある避暑地で、結構パキスタンでは有名なところ。ハイウエイも整備されており、途中迄はスピードを上げ走る。途中から長い上り道。2車線で、バス、トラックが対向車も構わず追い越しをかけてくる。スリリングな道だ。ガードレールはあるが、下は断崖絶壁。2時間ちょっとでMarree着。結構ホテル等が頂上に建っており、土産物屋も多い。日本の観光地と同じだ。Tさんが突然馬に乗ろうと誘い、彼の息子も含め3頭の馬で暫く散歩。小生は係員が馬の手綱をしっかり握って歩いてくれたので安心。暫く散策後昼食を取りイスラマバードに戻る。
Tさんの自宅も含めて、この国はよくチキンを食べる。毎日よく飽きないものだと感心する。行きが上りなら帰りは長い下り坂。Tさんも相当疲れているであろう。でも寝たら大変なので互いに話をしながら帰る。途中2000年度工業展が開催されていたので立ち寄る。すごい人だ。中に入ると、展示の店が何百と並んでいる。一昔前の日本の展覧会といった雰囲気か。電気品も並んでいるがとても日本製とは比較にならないもの。主流は繊維関係で、生地から洋服迄揃っており、売り子が声をからして売っていた。Tさん曰く、「そんなに安くない。」Tさんの自宅に寄り夕食をご馳走になり、その後打合せ。彼が用意してくれた沢山のサンプルをもらいホテルに戻る。
彼の住むアパートはパキスタン政府関係者の住む地域にあり、似たアパートが10棟ほど並んでいる。彼の自宅は1階で、駐車場付。庭には野菜や花、植木が沢山植えられている。住み込みの男性1名が家事一切を任せられている。庭の隅に小屋があり、そこに住んでいる。彼の食事はうまい。Tさんとの話で、小生が提案した店のパッケージの件で、もし大量に発注出来れば、例の住み込みの男性の実家がある部落の人間に仕事が与えられるからとても素晴らしいTさんも言ってくれた。
驚いたことに、夜中の11時にも拘わらず、彼のひいきの仕立て人を呼び明日小生がイスラマバードを発つ迄にバックのサンプルを作れと指示していた。とてもパキスタン時間の仕事とは思えない。ありがとうと感謝。彼の息子はお母さんから宿題は終わったのかと聞かれていた。何処も同じか。年齢は13歳で長女と同じ。
2000.10.23
昨晩Tさんからもらったサンプルをかばんに詰め込む。結構な量なるも何とか入った。Tさんが11時にホテルに迎えに来てくれると言っていたが12時になっても未だ来ない。ホテルをチェックアウトしてロビーで待つも中々来ない。ホテルの請求金額は何と朝食付で2000ルピー(約4000円)と格安。Tさんが前日、本来は5000ルピーなるも彼の今迄の関係で格安にしたと言ってくれていたが、予想以上に安い値段に驚く。
彼の自宅に電話したら、例のバッグが間もなく完成するので直ぐ行くとの返事。13時に奥さん連れで来てくれたるも、飛行機の出発時間が迫っているので車の中で話しながら空港へ。何と早朝にテーラーに行き袋を受け取り、自宅で袋に会社名を入れていたとのこと。二人とも余り寝ていない模様だ。自体は正に手書きのものなるも、二人の真摯な気持ちが伝わって来る。ありがとう。
イスラマバード発14時のPK391便でラホールへ。飛行機の出発間近迄飛行機の中で携帯を使う奴が後ろにいた。日本語で「あほが」と聞こえる様に言った。バカヤロー。上空で多分又電源を切っていなかったのであろう。副操縦士が機内を歩いてだれか捜している模様で、彼の前で止まり彼を連れ前の席に向った。ざまー見ろと言いたいが、彼のせいで飛行機が落ちることもあり得るので、ただ事ではない。しっかりお灸をすえて欲しい。
50分ほどでラホール着。まだチェックインには早いので暫く待つ。手続きが開始されて直後、SQの係員が出国手続きを含めて全ての作業をやってくれ、カバンは別のボーイがラウンジ迄運んでくれた。過剰サービスとも言えるが、悪くは無い。ラウンジには勿論酒類は無く、空港内にも免税店など無い。SQ418便はカラチ経由であること判明。1時間40分程でカラチに着き、45分休憩の後シンガポールに向う。
